皆様こんにちは。
約10回にわたり
予防歯科の普及のためのポイントを紹介しています。
今回は以前ご紹介した7つのポイントのうち、
検査、診断、説明についてお伝えしていきます。
まず検査とひと口に言っても色々あります。
- 口腔内診査(歯式)
- X線写真撮影検査
- 口腔内写真撮影検査
- 歯周病検査(基本・精密)
- プラークコントロール検査(染め出し)
- 細菌検査(位相差顕微鏡)
- 唾液検査(サリバテスト)
などです。
前回お伝えした初診カウンセリング時に
レントゲン写真を見せながら説明される先生が多いのですが、
口腔内写真を使った説明のほうがお勧めです。
なぜなら、患者様に現在の状態を認識していただくことで、
「もっと白く綺麗にしたい!」
「もっと歯並びを良くしたい!」
と自発的に思ってもらえるからです。
写真でご自身の口の中を見てもらうことで客観視ができ、
問題意識を持ってもらいやすくなります。
これが非常に重要です。
歯科のプロである先生方が問題を提起し、
患者さんに気づきを与えて
解決していかなくてはいけません。
ここで、正確に患者さんの
- 歯の傾き
- 歯の位置
- 歯のカタチ
- 歯肉の炎症
- プラークの蓄積
- ブラッシングの癖
を把握していきます。
これらを把握し、患者さんの全体像をつかむことで
次回のカンファレンスに活きてきます。
最初の段階で、定期健診に来ていただくための
動機づけをこちらから積極的に行っていきましょう。
予防に移行するかどうかは
初診、検査のアプローチで決まります。
次回は、カンファレンスについて説明していきます。